1ヵ月あれば十分!英語の長文読解問題が速く正確に解けるようになる勉強法【保存版】

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まもなく12月です(記事執筆時点で11月29日)。

センター試験も英検も、1月に試験が実施されますから、本番までもう残り2ヶ月を切っていますね。

いずれの試験でも長文読解問題の配点は高いですから、なるべく落としたくありません。

でも、特にセンター試験では時間が足りなくて最後まで解き切れないという人も多いのではないでしょうか。

そんな人のために、この記事ではほとんど企業秘密と言ってもいい勉強法を公開します。

実際に、多くの生徒の英語の成績がわずか1ヵ月で劇的に伸びていますので、英文読解に苦手意識がある人はぜひこの方法をお試しください。

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事前準備

内容一致問題を集めよう

この勉強法で使用するのは、長文読解問題で最もよく見られる形式の一つ内容一致問題です。「本文の内容に最も近いものを選べ」というタイプの問題です。

最も手に入りやすく問題数の多いセンター試験と英検の問題を利用するのがいいでしょう。内容一致問題は次の部分で出題されています。

試験内容一致問題
センター試験第4問・第5問・第6問
英検準1級第3問
英検2級第3問
英検準2級第4問
英検3級第3問
英検4級第4問

※試験名をクリックすると最新の過去問のページ(外部サイト)へジャンプします。
※英検5級に内容一致問題はなく、英検1級はこの記事の対象となるレベルではないので割愛しています。

自分にあった難易度を選ぼう

上のリンクから無料公開されている過去問を見ることができますので、実際に解いてみてちょうどいい難易度の問題を探しましょう(解き方は次の項で説明します)。この記事の最後にお試し用に3級の問題を掲載していますので、それを試しに解いてから他の級を検討してみるのでもいいと思います。

ちなみに、ここで紹介する方法で解くと少し難易度が高くなるため、普通に解いて8割以上は正解できるレベル(余裕で合格できるレベル)の問題で試すことをお勧めします。

センター試験に対する英検の目安としては、120点未満なら4級か3級、120点以上160点未満なら準2級、160点以上なら2級から始めてみるといいかもしれません。

では、肝心要(かんじんかなめ)の「解き方」について説明します。

問題の解き方【重要!】

次の2つの約束を必ず守ってください。

先に本文を最後まで読む

本文を最後まで読み終えるまでは設問に進んではいけません。

先に設問から目を通すようにしている人もいると思いますが、この勉強法では設問先読みは厳禁です。

どんなに時間がかかってもいいので、本文を丁寧に読み、その内容をできるだけ覚えておくようにしてください。

設問に進んだら本文に戻らない

そして、一度設問に進んだら絶対に本文に戻らないでください。

チラ見もダメです。頑張って思い出して解いてください。

どうしても思い出せないなら潔く諦めましょう。

こうすることで、英語の記憶力を鍛えます。これがこの勉強法の目的なのです。

あらかじめ、問題を印刷する際に別々の紙にするなど、本文と設問が絶対に同時に目に入らないように準備しておきましょう。

過去問集などの本を使うなど、どうしても本文と設問部分を別々にできない場合は、ページの上に筆箱やメモ用紙を置くなど、とにかく本文・設問が見えないようにする工夫をしてください。

慣れてきたら速さを意識しよう

初めて解くときは特に目標時間や制限時間は設定せず、解き終えるまでに何分かかったかを記録しておくだけでかまいません。

最初は正答率を重視します。

もし同じレベルの問題を2~3回解いても正答率が8割に届かないようなら、もっと簡単な問題に変えましょう。

8割以上正解できたら、それ以降はその時の解答時間を更新できるように速さを意識するようにしていきましょう。

私の塾でも、この方法で生徒たちにタイムアタックをさせ、上位者には些細なご褒美を用意しています(ただし、正答率8割以上の答案のみを採用し、8割未満の答案は無効としています)。

実際の効果

約20%のスピードアップ

この方法は基本的にセンター試験や英検対策の一環として実施しており、冒頭にも書いた通り、1ヵ月程度続けると目に見えて効果が表れ始めます(週3回程度解くのが望ましい)。

最もよくある例としては、センター試験を第1問から順に解いていくと第6問に着く前に時間切れになる生徒が、1ヵ月で時間内に最後まで解き切れるようになります。

これは、センター試験を100分かけて解き終える生徒が80分で終えられるようになるぐらいの進歩ですから、20%のスピードアップと言えるでしょう。

もちろん、1ヵ月間英文読解を続けることによる純粋な英語力アップ(主に語彙力・文法力)や形式的な慣れのおかげもあると思いますが、それも含めて、この勉強法から得られるメリットとなります。

波及効果

リスニング力もアップ!

実は、この方法を1ヵ月続けると、読解だけでなくリスニングにも強くなった気がする、という感想を多くいただきます。

考えてみれば、リスニングほど英語の記憶力が重要な分野はありませんから当然と言えば当然のことです。

リスニングでは、言われたことを覚えておくだけでなく、設問や選択肢を先読みしておくことも重要ですが、記憶力が増えればその分楽に解けるようになります。

もちろん耳が英語を聞きとってくれないのでは意味がありませんから、聞く量は十分に確保してください。すでに聞く量が十分ならば、あとはこの練習を取り入れることで正答率をもうひと伸びさせることができますよ。

語彙力・文法力もアップ?

すでに説明した通り、この方法は読解問題の解き方にあえて「負荷」をかけることで英語の記憶力を高めることを目的としています。

ですから、冒頭にも述べた通り、普通に解けばそこまで苦にはならないレベルの問題を使うことになりますので、語彙力や文法力のアップはあまり望めません。

知識を蓄えるのではなく、既に蓄えた知識をいかに使うか、ということを念頭に置いた勉強法だと言えます。

もしまだ語彙や文法に不安があるなら、可能であればそれらの勉強も並行していくことをお勧めします。

英文記憶力と真の英語力

英文記憶力を測ろう

せっかくなので、今ここであなたの英文記憶力を試してみましょう。

筆記用具と適当な紙を用意してください。

下をクリックして、そこに出てくる短い英文を読み、意味が分かったら、その英文を見ないで手元の紙に再現してみてください。

英文を見る

The dog sat next to his bowl and waited for his food.

1回で最後まで正確に書けましたか?

この文は英検4級で出てきたものなので読むのは簡単なはずです。でも、英語のまま一字一句正確に覚えるのは意外と難しかったのではないでしょうか。

それがネイティヴとの差であり、日本人にとって明らかに欠けている部分なのです。

日本語を介さずに理解する

今の日本の英語教育では、英語を読むと無意識のうちに日本語に直してから理解しようとしてしまう人がほとんどだと思います。むしろ全員と言ってもいいくらいでしょう。

外国語の勉強のために母語を利用することは、最初のうちは致し方ありません。文法の理解などはむしろ母語を利用した方が効率は良いです。

しかし、いったんある程度まで文法知識のインプットを終えたのであれば、それ以降はなるべく日本語を間に入れないようにしないといけません。

英語を見るたび日本語に直すのを意識的に止めようとしない限り、英文記憶力は鍛えられません。

英文記憶力がない場合、その英語力は不自然なものであり、歪(いびつ)な状態です。そのままでは英語力は頭打ちになります。

よく言われている通り、英語を英語のまま理解することが大切なのです。それができて初めて本当の意味の英語力が身に付いたと言えるのですから。

まとめと例題

継続は力なり

ここで紹介した方法は、決して小手先のテクニックではなく、根本的な英語力を鍛えるための最善の方法と考えてもらっていいと思います。

慣れないうちはかなり難しいと感じる人も多いので、上にも書いた通り、最初はなるべく簡単な問題から始めてください。

何事も継続は力ですから、難しくて嫌になってしまったら意味がありません。

普通に解けば満点近く取れるくらいのレベルの問題から始めて、徐々にレベルアップを図っていきましょう。

そのためにも、中学レベルから段階に分かれている英検の問題が使いやすくておすすめです。

最後に、お試し問題として英検3級(中学卒業程度)の問題を以下に引用しますので、ぜひ解いてみてください。

  • 本文と設問はそれぞれクリックすると開きます。
  • 本文を開いている時に設問を開くと本文は閉じます。
  • 正解は各問題の後にあります。

※解いてみた感想や勉強に関するご相談などがあれば、下のコメントフォームやお問い合わせからいただけると嬉しいです。

お試し問題に挑戦!

3A 次の掲示の内容に関して,(21)と(22)の質問に対する答えとして最も適切なもの,または文を完成させるのに最も適切なものを1~4の中から一つ選びなさい。

本文を見る

IMPORTANT NOTICE

Ms. Wilson, the school nurse, found a wallet on May 11.

  •  The size is 12 cm × 12 cm, and it has some flowers on it.
  •  It looks old. The owner has probably used it for a long time.
  •  It was on a chair in the cafeteria.

If it’s your wallet, please see Mr. Scott in the teachers’ room. He’ll be there during lunchtime. You need to tell him the color of the wallet and the things that are inside it. Then, he’ll give it back to you. Mr. Scott will only keep it until May 18. After that, it’ll go to the police, so hurry!

設問を見る

(21) Where was the wallet found?

  1. In the cafeteria.
  2. In the nurse’s office.
  3. Near the police station.
  4. In the teachers’ room.

(22) The owner of the wallet should

  1. call Ms. Wilson after school.
  2. ask Ms. Wilson to give it back.
  3. tell Mr. Scott about its size.
  4. see Mr. Scott by May 18.
3Aの正解を見る

(21) 1
(22) 4

3B 次のEメールの内容に関して,(23)から(25)までの質問に対する答えとして最も適切なもの,または文を完成させるのに最も適切なものを1~4の中から一つ選びなさい。

本文を見る

From: Dennis Wagner
To: Steve Taggart
Date: April 4
Subject: Poster contest

Hi Steve,
I wanted to talk to you after school today, but I didn’t see you. Did you hear about the contest to design a poster for the school festival? Let’s do one together. I have an idea for it. We can draw some mountains with a rainbow in the sky. What do you think? What is your club going to do at the festival? Our baseball club is going to cook some Chinese food. We hope to make a lot of money so we can buy new uniforms.
Write back soon,
Dennis

From: Steve Taggart
To: Dennis Wagner
Date: April 4
Subject: I’m sorry!

Hi Dennis,
Sorry I couldn’t see you after school. I went to the gym after my last class because I had dance practice. We’re practicing hard because we’re going to perform at the festival. Today, we practiced for four hours! My mom was angry because I didn’t say I’d be home late. I’d love to help you with the poster, but I’ll be too busy practicing for the festival. I have to study for my tests, too. You’re a great artist, so I’m sure you can make a nice poster by yourself. Your idea sounds interesting.
See you tomorrow,
Steve

From: Dennis Wagner
To: Steve Taggart
Date: April 5
Subject: No problem

Hi Steve,
OK, I understand. You’re really busy! Do you remember Adele? She’s a girl in my class. I’m going to call her tonight and ask her to make the poster with me. If she can’t, I’ll enter the contest alone. I’m glad you like my idea, and I can’t wait to see your dance performance at the festival.
See you later,
Dennis

設問を見る

(23) What did Dennis want to do with Steve?

  1. Make a poster for a contest.
  2. Go to a Chinese restaurant.
  3. Design a new uniform.
  4. Play baseball at school.

(24) Why didn’t Dennis see Steve after school?

  1. Steve was taking a test.
  2. Steve had dance practice.
  3. Steve had to go home early.
  4. Steve went to a festival.

(25) Tonight, Dennis is going to

  1. call a girl from his class.
  2. join the dance club.
  3. give a poster to his mother.
  4. say sorry to Steve’s mother.
3Bの正解を見る

(23) 1
(24) 2
(25) 1

3C 次の英文の内容に関して,(26)から(30)までの質問に対する答えとして最も適切なもの,または文を完成させるのに最も適切なものを1~4の中から一つ選びなさい。

本文を見る

Visiting Uruguay

The country of Uruguay in South America is a fun place to be during the months of February and March. During that time, there is a festival called Carnival. Carnival is held in many countries around the world. But in Uruguay, Carnival has its own special musical performance.

At that time of the year, it is summer in Uruguay. Everybody goes into the streets, from old people to children. There are people dancing, singing, and playing a special kind of music. This kind of dance and music is called murga.

People do murga performances in groups. The biggest groups have 17 people. They wear funny clothes with lots of colors. They play the drums and sing. The members of the groups are not professional singers or dancers. They are people with other jobs. Each group prepares and practices their own dance and songs for months. Then, they try to be the best group at the festival. Each group’s dance and songs last about 45 minutes. The songs are stories about important people or events in the news, so people
think watching murga is like watching a play at the theater.

Uruguay is a small country with just 3.5 million people. More than half of them live in the capital city, Montevideo. So the biggest festival at that time of the year is there. Uruguay’s Carnival started over 100 years ago. It is the world’s longest and is about 40 days long. People still work during that time, but in the evenings and on weekends, they enjoy the festival.

設問を見る

(26) How is Carnival in Uruguay different from other Carnivals?

  1. It is held at a different time of year.
  2. It has a special musical show.
  3. It takes place twice a year.
  4. Old people and children go to it.

(27) How long is each group’s performance?

  1. About 17 minutes.
  2. About 35 minutes.
  3. About 45 minutes.
  4. About 100 minutes.

(28) Why do people think watching murga is like watching a theater play?

  1. The people do it in large groups.
  2. The people wear funny clothes with many colors.
  3. The songs are about stories in the news.
  4. It goes on for many months.

(29) The biggest festival is in the city of Montevideo because

  1. many people live in that city.
  2. it is very hot there at that time of year.
  3. it has a lot of theaters.
  4. people have longer holidays there.

(30) What is this story about?

  1. Carnivals around the world.
  2. Where to live in South America.
  3. A long and special festival in Uruguay.
  4. A new and funny kind of movie.
3Cの正解を見る

(26) 2
(27) 3
(28) 3
(29) 1
(30) 3

※上記の問題はすべて英検3級2017年度第1回のものです。
※参考:2017-18年対応 短期完成 英検3級3回過去問集[旺文社]

コメント

  1. 早稲田 志望 より:

    早稲田大学 人間科学部志望です!
    あえて、負荷をかけて英語の記憶力を鍛える、ものはためしなので、さっそく過去問でやっていきたいと思います!

    • 管理人 より:

      コメントありがとうございます。
      実は早稲田人間科学部の問題は裏メニューとして生徒たちに解かせることもありますのでオススメです。なかなか難しいですけれども。
      文学部・文化構想学部の第2問も利用できます。もし併願するのであればお試しください。

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