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【発音講座4】「イ」と「イー」の音をマスター!

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このページでは「イ」と「イー」に関する知識をお伝えします。

しっかりと記憶に残すためにも、この記事のために厳選した4択問題をぜひ解いてください。

※問題とルールは通し番号になっていますので、1から始まっていない場合があります。

時間のない人は、下の目次の2.「イ」に関するルールまとめに飛んでもらえば1分で終わります。

4択問題に挑戦!

[i]と[iː]

Q10.下線部の発音が1つだけ異なるものはどれ?

1. fish

2. magazine

3. police

4. technique

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 1 です。

1は[i]、他は[iː]です。-i-を「イー」と読む単語は少ないので覚えてしまいましょう。

発音記号と詳細説明を見る
  1. fish[fíʃ]
  2. magazine[mǽgəzìːn | mæ̀gəzíːn]
  3. police[pəlíːs]
  4. technique[tekníːk]

※technique「(名)技術、テクニック」

ルール10

-i- を[iː]と読むつづりは -igue- と -ique-

このルールに該当する主な単語を挙げます。

・antique
・boutique
・fatigue
・intrigue
・physique
・pique
・technique

・unique

※antique「(形)過去の」、boutique「(名)特選店」、fatigue「(名)疲労」、intrigue「(動)興味を引く」、physique「(名)体格」、pique「(名)いら立ち;立腹」、unique「(形)独特な」

これ以外で -i- を[iː]と読む単語は多くないので、センター試験レベルまでのものくらいは覚えてしまいましょう。

・elite
・machine
・magazine
・marine
・pizza
・police
・prestige
・routine
・ski

※elite「(形)最上流の人々」、marine「(形)海の」、prestige「(名)名声」、routine「(名)決まった手順」

これらのように -i- を[iː]と読むのはもちろん例外です。

何度も声に出して覚えてしまいましょう。

では、復習しましょう。

Q10の復習

1. antique

2. fatigue

3. routine

4. ticket

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 4 です。

4は[i]、他は[iː]です。

発音記号と詳細解説を見る
  1. antique[æntíːk]
  2. fatigue[fətíːg]
  3. routine[ruːtíːn]
  4. ticket[tíkət]

ルール10 (再掲)

-i- を[iː]と読むつづりは -igue- と -ique-

正解できましたか?

難しい単語があっても、ルールを覚えていれば読み方は大丈夫ですよね。

これは日本人が漢字を読むのと似ています。意味を説明するのは難しいけど、とりあえず読める漢字は意外と多いものです。

もちろんきちんと意味を知ってないと困ることもありますが、読めないよりはよっぽどマシです。辞書で引けますしね。

同じように、英語の単語を覚えるのもまずは発音から入った方が実は覚えやすいんです。

長年にわたって中学生~大学受験生を教えてきた私自身の経験でもあるのですが、いつまでたっても単語を覚えない生徒は、どんなに言っても正しい発音を覚えようとしない傾向があります。

この機会に、正しい発音はわからないけど意味は分かるという単語があれば、それらを一掃してください。そうしないと、いざ英会話をしようとなったときに恥をかくことになりますよ。

[iː]と読むつづり

Q11.下線部の発音が1つだけ異なるものはどれ?

1. brief

2. ceiling

3. media

4. sweat

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 4 です。

4は[e]、他は[iː]です。sweatとsweetを間違えないように気を付けましょう。

発音記号と詳細説明を見る
  1. brief[bríːf]
  2. ceiling[síːliŋ]
  3. media[míːdiə]
  4. sweat[swét]

※brief「(形)簡潔な」、ceiling「(名)天井」、media「(名)マスコミ;媒体」、sweat「(名)汗」

ルール11

[iː]と読むつづりは多いので、原則と例外を区別して効率良く覚える

sweatとsweetを混同しませんでしたか?「汗」と「甘い」ですから読み間違えには十分注意しましょう。

さて、今回は[iː]「イー」と読むつづりをまとめます。

主なつづりは -e-, -ea-, -ee-, -ei-, -ie- です。

少し長くなりますが、じっくりと読んでください。その分得るものが多いはずです。

まず -e- から。

-e- の読み方

heroやgeniusなど、-e- は単体で[iː]と読むことがあります。

これはいわゆるアルファベット読み(名前通りの音)です。

もちろん、-e- を[e]と読むローマ字読みもあります。

つづりの読み方は原則的にローマ字読みですので、アルファベット読みの[iː]が例外にあたります。

例外の方が数が少ないので、覚えるべきは例外です。

よく問われる単語を挙げますので押さえておきましょう。

-e- を[iː]と読む注意すべき単語

・appreciate
・convenient
・equal
・evil
・female
・frequently
・media
・prefecture
・previous
・species
・vehicle

※appreciate「(動)感謝する」、convenient「(形)便利な」、equal「(動)等しい」、evil「(形)悪い」、female「(形)女性の」、frequently「(副)頻繁に」、prefecture「(名)都道府県」、previous「(形)前の」、species「(名)種」、vehicle「(名)乗り物」

-ea- の読み方

easyやspeakなど、-ea- は[iː]と読むイメージがありますよね。

その通り、-ea- は[iː]が原則の読み方です。

例外的に[e]と[ei]と読む単語があるので、そちらを覚えましょう。

[e]と読む注意すべき単語

・breakfast
・breath
・cleanse
・deaf
・dealt
・endeavor
・feather
・jealous
・leather
・meant
・pleasant
・steady
・sweat
・threat

※breath「(名)息、呼吸」、cleanse「(動)(汚れなどを)完全に落とす」、deaf「(形)耳の聞こえない」、dealt: deal「(動)扱う」の過去・過去分詞形、endeavor「(動)懸命に努力する」、feather「(名)羽根」、jealous「(形)ねたましく思う」、leather「(名)(動物の)皮」、pleasant「(形)心地よい;嬉しい」、steady「(形)しっかりした」、sweat「(名)汗」、threat「(名)脅し」

上記のうち、派生に伴う音の変化は特に間違えやすいところです。重点的に覚えてください。

読み方の変わる重要な派生語

・breath → breathe:[bréθ]→[bríːð]

・clean → cleanse:[klíːn]→[klénz]

・deal → dealt:[díːl]→[délt]

・mean → meant:[míːn]→[mént]

・please → pleasant:[plíːz]→[pléznt]

[ei]と読む注意すべき単語

・break
・great
・steak

※steak「(名)ステーキ」

これは3つだけなので簡単ですね。

しいて言えば、breakとbreakfastの音の違いに注意するくらいでしょうか。

この他にも、あまり問われることはありませんがideaやcreateのように -e- と -a- を別々に読む単語もありますので、気を付けておきましょう。

では次に行きましょう。

-ee-

-ee- は[iː]としか読みません。

※わずかな例外はありますが、特に覚える必要はありません。

次の -ei- に行きましょう。

-ei-

eightやweightなど、つづり通り[ei]と読むのが原則であり、[iː]は例外にあたります。

[iː]と読む注意すべき単語

・ceiling
・conceive
・perceive
・receipt
・receive
・seize

※conceive「(動)思い浮かべる」、perceive「(動)認識する」、receipt「(名)レシート」、receive「(動)受け取る」、seize「(動)つかむ」

either、neitherも基本的に[iː]と読みますが、[ai]「アイ」と読む人も少なくないため試験で問われることはありません。

※ただし、日常的に使われる単語なので、リスニングテストを受ける人や英会話をしたいと考えている人は覚えておきましょう。

最後に -ie- です。

-ie-

-ie- は[iː]と読むのが原則です。

例外的な読み方を下に挙げますが、そこまで注意する単語はありませんので簡単です。

[aie]:diet、societyなど。
[ai]:die、lie、pieなど。
[e]:friendなど。

この辺は参考程度で良いでしょう。

では、復習に行きましょう。

Q11の復習

1. peace

2. piece

3. pleasant

4. previous

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 3 です。

3は[e]、他は[iː]です。

発音記号と詳細解説を見る
  1. peace[píːs]
  2. piece[píːs]
  3. pleasant[plézənt]
  4. previous[príːviəs]

※peace「(名)平和」

ルール11 (再掲)

[iː]と読むつづりは多いので、原則と例外を区別して効率良く覚える

正解できましたか?

前回の詳細説明の中でたくさん単語を出しすぎてしまったかもしれませんが、ちゃんと覚えられていますか?

pleasantはplease[plíːz]の派生語ですが、発音が変わるため本当によく問われます。

もう一つの派生語pleasure[pléʒər]も含めて、会話でもよく耳にしますのでしっかり覚えておきましょう。

※pleasure「(名)喜び」

[i]と[ai]

Q12.下線部の発音が1つだけ異なるものはどれ?

1. decision

2. deny

3. horizon

4. ninth

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 1 です。

1は[i]、他は[ai]です。-i- と -y- は「イ」とも「アイ」とも読むので注意しましょう。

発音記号と詳細説明を見る
  1. decision[disíʒən]
  2. deny[dinái]
  3. horizon[həráizən]
  4. ninth[náinθ]

※decision「(名)決定」、deny「(動)否定する」、horizon「(名)地平線」、ninth「(名)9番目」

ルール12

-i- と -y- は原則[i]だが、[ai]と読む単語に注意する

今回は「イ」だと思ったら「アイ」だった!パターンのまとめです。

-y- は基本的に子音ですが、-i- だけでなく -y- もこのパターンが多いのでまとめて取り上げます。

※-y-と-w-は半母音というくくりになることもあります。

前回の -ea- と同じく、派生に伴って音が変化するものが多いので注意するようにしましょう。

音が変化する重要単語

・apply → application
・arise → arisen
・bite → bit / bitten
・crime → criminal
・decide → decision
・drive → driven
・hide → hid / hidden
・horizon → horizontal
・oblige → obligation
・precise → precision
・ride → ridden
・rise → risen
・type → typical
・wild → wilderness
・write → written

※application、horizontal、obligationはアクセントの位置も変わります。

※apply「(動)当てはめる;申し込む」、application「(名)適用;申し込み」、crime「(名)犯罪」、criminal「(形)犯罪の;刑事上の」、horizontal「(形)水平な」、oblige「(動)義務付ける;恩恵を施す」、obligation「(名)義務;感謝」、precise「(形)正確な」、precision「(名)正確性」、type「(名)型;(動)文字を打つ」、typical「(形)典型的な」、wild「(形)野生の」、wilderness「(名)荒野」

もちろん(残念ながら?)、例外もあります。

音が変化しない重要単語

・advise → advisable
・decide → decisive
・deny → denial
・give → given

・rely → reliable

※advise「(動)助言する」、advisable「(形)望ましい」、decisive「(形)決定的な」、denial「(名)否定」、rely「(動)頼る」、reliable「(形)頼りになる」

その他、five → fifthnine → ninthも注意しましょう。

fifthは[i]に変わりますが、ninthはつづりからは -e- が抜けますが発音は[ai]のままです。

ちょっといろいろ出し過ぎたかもしれませんね、すいません。

さあ、忘れないうちに復習問題をやりましょう。

Q12の復習

1. driven

2. precise

3. typical

4. wilderness

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 2 です。

2は[ai]、他は[i]です。

発音記号と詳細解説を見る
  1. driven[drívən]
  2. precise[prisáis]
  3. typical[típikəl]
  4. wilderness[wíldərnəss]

ルール12 (再掲)

-i- と -y- は原則[i]だが、[ai]と読む単語に注意する

前回挙げたものだけでも相当な量だったと思います。

覚えられていましたか?

最後に、今頃になって一番有名であろう規則を書きます。

・cake[kéik]
evening[ívniŋ]
・fine[fáin]
・home[hóum]
・cute[kjúːt]

上記の単語の太字部分の発音に関する共通点はわかりますか?

そう、アルファベット読みしているということです。

厳密には『母音+子音+e』のとき、母音をアルファベット読みして -e- は発音しないという規則です。

これはMagic e Ruleと呼ばれる法則です。

もちろん例外はありますが、上の不規則動詞も含め、多くの単語に当てはまる規則なので、ぜひいろいろな単語で確認してみてください。

今回の問題では、drivenは例外ですが、preciseはこれに当てはまりますね。

知らなかった人はこれからどんどん活用していきましょう。

「イ」に関するルールまとめ

「イ」「イー」と聞こえた時の心構えはもう大丈夫ですか?

もう一度ルールをおさらいしておきましょう。

ルール10

-i- を[iː]と読むつづりは -igue- と -ique-

ルール11

[iː]と読むつづりは多いので、原則と例外を区別して効率良く覚える

ルール12

-i- と -y- は原則[i]だが、[ai]と読む単語に注意する

以上3つのルールを覚えておきましょう。

単語のつづりで -i-, -y-, -e- などを見るたび思い出してくださいね。

あわせて次の内容もご確認ください。

表記法について

このページでは、説明の中で発音やつづりを明確に区別できるよう、次のように表記方法を定めています。

発音記号:[ ]で囲む。

 例:[æ],[ʌ],[əːr

●単語のつづりの一部:- - (ハイフン)で囲む。

 例:book → -b-, -oo-, -k-

●カタカナ発音:「 」で囲む。

 例:「ブック」「サマー」

・米音と英音の区別:[米 | 英]と表記。

 例:rock[rɑk | rɔk]

・米音と英音の区別(r):[r]と表記。

 例:car[kɑːr

 ※上の例は[kɑːr | kɑː]と同意(英音では伸ばす[r](巻き舌のr)は発音されない)。

参考書籍

正しい発音を身につけるには音を聞くのが一番です。

CD付きのものを1冊持ちましょう。

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