【発音講座1】「ア」と「アー」の音をマスター!

このページでは「ア」と「アー」に関する知識をお伝えします。

しっかりと記憶に残すためにも、この記事のために厳選した4択問題を順番に解いていってもらえると嬉しいです(そして思惑通りに引っかかってもらえれば最高です)。

時間のない人は、下の目次の2.「ア」に関するルールまとめに飛んでもらえば1分で終わります。

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4択問題に挑戦!

[æ]と[ʌ]

Q1.下線部の発音が1つだけ異なるものはどれ?
※下の1~4のボタンを選んでクリックしてください。

1. cat

2. hand

3. map

4. run

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 4 です。

4は[ʌ]、他は[æ]の音です。「ア」の音はつづりが -a- かどうかで区別できます。詳しい説明は↓をお読みください。

発音記号と詳細説明を見る
  1. cat[kǽt]
  2. hand[hǽnd]
  3. map[mǽp]
  4. run[rʌ́n]

ルール1

「ア」と聞こえる場合、-a- は[æ]、それ以外は[ʌ]

「ア」と聞こえる場合、大きく2つに分けます。

つづり -a- から出る音[æ]と、それ以外のつづりから出る[ʌ]です。

[ʌ]は基本的に日本語の「ア」で大丈夫ですが、[æ]は「ェァ」のような感じです。

最初に「エ」の音で始め、「ア」に変化させます。

ゆっくりでいいので、「エア」をだんだんと短く言えるように練習してみましょう。

「エア」「エア」「エア」「エア」・・・と繰り返してみてください。

「エ」と「ア」がそれぞれ0.5ずつ、合わせて1つの音のようになったら成功です。

ところで、-cat- の -ca- 発音を「キャ」だと思っていませんか?

本当は「ケァ」なんです。

-c- は「ク」の音、-a- は「ェァ」の音なので、「ク」と「ェ」を足して「ケ」になり、その後すぐに「ァ」の音に変化するわけです。

※この「ク」は息の音(無声音)で、発音記号は[k]。

実際、catをネイティブにゆっくり発音してもらうと、みな「ケァット」のようになります。

ほかにも、handは「ヘァンド」、mapも「メァップ」なんです。正しくゆっくり発音すると必ずそうなります。

実際につぶやいてみると、もう忘れませんよ。

もう一度まとめます。

「ア」に聞こえる場合、つづり -a- だけが[æ]「ェァ」と読まれ、他のつづりは[ʌ]「ア」です。

見た目でわかる重要な区別ですから、しっかり覚えてくださいね。

忘れないうちに復習問題をやってみましょう。

Q1の復習

1. apple

2. brother

3. lucky

4. touch

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 1 です。

1は[æ]、他は[ʌ]の音です。

発音記号と詳細説明を見る
  1. apple[ǽpl]
  2. brother[brʌ́ðər
  3. lucky[lʌ́ki]
  4. touch[tʌ́ʧ]

ルール1 (再掲)

「ア」と聞こえる場合、-a-は[æ]、それ以外は[ʌ]

下線部は -a-、-o-、-u-、-ou- ですので、ルールを知っていれば簡単ですね。

appleの音を無理やりカタカナで表すと、「アップル」ではなく「ェァポゥ」です。

他はすべて[ʌ]の音です。

[ʌ]は日本人にとって普通の「ア」だと思えば大丈夫ですが、少し短めに発音するように意識するとなお良いでしょう。

これでQ1は終わりです。

次の問題も頑張りましょう。

[ɑːr]と[əːr]

Q2.下線部の発音が1つだけ異なるものはどれ? 

1. bird

2. card

3. person

4. purple

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 2 です。

英語の「アー」の音は2種類あります。つづりが -ar- のときとそれ以外で簡単に区別することができます。

発音記号と詳細説明を見る
  1. bird[bə́ːrd]
  2. card[kάːrd]
  3. person[wɔ́ːr
  4. purple[wə́ːrld]

ルール2

「アー」と聞こえる場合、-ar- は[ɑːr]、それ以外は[əːr

「アー」と聞こえる場合、大きく2つに分けます。

つづり -ar- から出る音[ɑːr]と、それ以外のつづり(-er-, -ir-, -ur-)から出る[əːr]です。

[ɑːr]は口を大きく開いてはっきり強めに聞こえる「アー」です。

これに対し、[əːr]はあまり口を開けず弱くくぐもって聞こえる「ア~」です。

※このサイトでは[ɑːr]を「アー」、[əːr]を「ア~」としてカタカナ表記でも区別しています。

ちなみに発音記号単体の音は次の通りです。

[ɑ]は口を大きく開けてのどの奥から出す「ア」

[ə]は口をあまり開けないで出す弱い「ア」

[ː]は「ー」(伸ばす音)。

音の区別はできましたか?

忘れないうちに復習しましょう。

Q2の復習

1. burger

2. dirty

3. Germany

4. party

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 4 です。

4は[ɑːr]、他は[əːr]です。

発音記号と詳細説明を見る
  1. burger[bə́ːrr
  2. dirty[də́ːrti]
  3. Germany[ʤə́ːrməni]
  4. party[pάːrti]

ルール2 (再掲)

「アー」と聞こえる場合、-ar- は[ɑːr]、それ以外は[əːr

つづりで区別できましたか?

下線部は -ur-、-ir-、-er-、-ar- ですので、ルールを知っていれば簡単ですね。

ところで、イギリス発音(英音)では巻き舌の[r] は発音しないって知っていましたか?

上で出たpartyだったら、アメリカ発音(米音)では「パー」のところに巻き舌の[r]が入ります。

日本人が英単語を「英語っぽく」読もうとするとこの巻き舌の[r]が出ますよね。

でも、英音ではこの巻き舌の[r]はありません。

ということは、英音のほうが日本語に近いとも言えます。なんだか親近感がわいてきませんか?

このサイトも含め、多くの英和辞書で[ɑːr]や[əːr]のように[r]が斜め(イタリック体)になっているのは、アメリカ英語では発音するが、イギリス英語では発音しないという意味です。

※辞書によっては、イタリック体にする代わりに(r)としたり、[ɑːr | ɑː]のように併記したりと、それぞれ工夫しています。

こちらの辞書サイトでfourやsportなどの発音を聞いてみると分かりやすいと思います。

ぜひいろいろな単語の音を聴き比べてみてくださいね。

-war- と -wor- に注意!

Q3.下線部の発音が1つだけ異なるものはどれ?

1. third

2. turn

3. war

4. world

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 3 です。

-w- がつくと「ア」と「オ」が逆になります。

発音記号と詳細説明を見る
  1. third[θə́ːrd]
  2. turn[təːrn]
  3. war[wɔːr
  4. world[wəːrld]

ルール2 (再掲)

「アー」と聞こえる場合、-ar-は[ɑːr]、それ以外は[əːr

ルール3

-war- は[wɔːr]、-wor- は[wəːr

下線部のつづりは -ir-, -ur-, -ar-, -or- です。

-or- は普通[ɔːr]「オー」と読みます(発音記号[ɔ]は「オ」の音です)。

born[bɔ́ːrn]、fork[fɔ́ːrk]などですね。

そこでルール3の登場です。

-w- が前にあると -a- が「オ」、-o-が「ア」の音になるという、一種の逆転現象のようなことが起こります。

次の2つをきっちり区別しましょう。

・warm[wɔ́ːr](ウォーム)
・worm[wə́ːr](ワ~ム)

warmは「暖かい」、wormは「いも虫」ですから、発音を間違えたらまったく違う意味になってしまいますので要注意です。

Q3の復習

1. hard

2. learn

3. nurse

4. work

  • 1
  • 2
  • 3
  • 4

正解!正解!

残念!残念!

正解は 1 です。

1は[ɑːr]、他は[əːr]です。

発音記号と詳細説明を見る
  1. hard[hάːrd]
  2. learn[lə́ːrn]
  3. nurse[nə́ːrs]
  4. work[wə́ːrk]

ルール2 (再掲)

「アー」と聞こえる場合、-ar-は[ɑːr]、それ以外は[əːr

ルール3 (再掲)

-war- は[wɔːr]、-wor- は[wəːr

最後なのでちょっとひねった問題にしてみましたが、正解できましたか?

下線部のつづりは -ar-, -ear-, -ur-, -or- ですね。

learnが少し厄介だったかもしれませんが、-ear- で1つのかたまりと見なしますので、ルール2の通り、-ar- 以外は[əːr]です。

連続する母音は基本的にひと固まりで扱うことも押さえておきましょう。

余談ですが、つづり -ear- の中でheartとhearthだけ発音が[ɑːr]となり、つづり-ar-と同じ発音になります。

※heart[hɑːrt]「心臓;心」、hearth[hɑːrθ]「暖炉」

特にheartはセンター試験を筆頭に発音問題でしばしば問われますので、覚えておくといいでしょう。

「ア」に関するルールまとめ

「ア」「アー」と聞こえた時の心構えはもう大丈夫ですか?

もう一度ルールをおさらいしておきましょう。

ルール1

「ア」と聞こえる場合、つづり-a-は[æ]、それ以外は[ʌ]

ルール2

「アー」と聞こえる場合、-ar-は[ɑːr]、それ以外は[əːr

ルール3

-war- は[wɔːr]、-wor- は[wəːr

以上3つのルールを覚えておきましょう。

単語のつづりで -a-, -ar-, -war- などを見るたび思い出してくださいね。

あわせて次の内容もご確認ください。

表記法について

このページでは、説明の中で発音やつづりを明確に区別できるよう、次のように表記方法を定めています。

発音記号:[ ]で囲む。

 例:[æ],[ʌ],[əːr

●単語のつづりの一部:- - (ハイフン)で囲む。

 例:book → -b-, -oo-, -k-

●カタカナ発音:「 」で囲む。

 例:「ブック」「サマー」

・米音と英音の区別:[米 | 英]と表記。

 例:rock[rɑk | rɔk]

・米音と英音の区別(r):[r]と表記。

 例:car[kɑːr

 ※上の例は[kɑːr | kɑː]と同意(英音では伸ばす[r](巻き舌のr)は発音されない)。

参考書籍

正しい発音を身につけるには音を聞くのが一番です。

CD付きのものを1冊持ちましょう。

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