【共通テスト】英語参考書・問題集レビュー(リーディング・リスニング)

9月に入り、いよいよ本格的に共通テストを意識した勉強を始める人が増えてきましたね。

でも、いざ書店に向かうと、種類が多すぎて何が何やら・・・???

そういう人のために、「共通テスト」を冠する英語系の参考書および問題集を一覧にし、私個人の独断と偏見による簡単なレビューをつけました。

書籍選びの参考になれば幸いです。

2020年4月以降に発売された書籍を対象としています(定期的に更新していく予定です)。

★(星印)は、おそらくその書籍が主としてターゲットとした学力の人が使用した場合の「有効度」を想定したもので、低[★☆☆]、中[★★☆]、高[★★★]の3段階で示しています(同じ有効度の中では発売日降順に並べています)。

なお、有効度についての主な評価基準は以下の3つです。

  • 「共通テスト対策」として適切な内容であること
  • 他の書籍にはない独自の特徴があること
  • 不適切と思われる記述がないこと

ただし、あくまで私の個人的な判断ですので、最終的な購入判断はご自身の責任で行ってください。

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有効度[★★★]

リスニングの点数が面白いほどとれる本

出版KADOKAWA(竹岡広信著)
定価1,600円(税別)
発売2020年7月10日
内容著者は駿台講師で竹岡塾主宰の竹岡広信氏。「リスニング上達の4つのポイント」をボーナストラックとして収録。CD2枚、音声ダウンロード付き。
評価リスニングの重要度が増した共通テスト対策として優れた一冊。聞き取るべきポイントや、なぜ聞き取りにくいかなどを詳細に解説してくれているので、何に気を付ければよいかわかりやすく、効率の良い学習ができるだろう。電子書籍版もあるので使いやすい方を選ぼう。

きめる!共通テスト英語リーディング 

出版学研プラス(福崎伍郎著)
定価1,500円(税別)
発売2020年6月18日
内容代々木ゼミナール講師の福崎伍郎氏の講義を紙上に再現。オールカラー。別冊「全訳&語彙ハンドブック」付き。
評価共通テストを根本から理解できる詳しい解説と、試行調査問題を使っての対策法指導が非常にわかりやすい良書。実際の授業のような親しみやすい口調で書かれており読みやすい。英語を苦手とする人にこそおすすめしたい。ある程度リーディングができる人にはやや物足りないかもしれないが、何かしら得られるものはあるように思う。

リーディングの点数が面白いほどとれる本

出版KADOKAWA(竹岡広信著)
定価1,400円(税別)
発売2020年6月12日
内容著者は駿台講師で竹岡塾主宰の竹岡広信氏。過去のセンター試験と試行調査で出題された問題の中から「良問」を精選。共通テストで重要な「文章の大意を読み取る問題」「資料から情報をすばやくつかむ力が問われる問題」の解法を伝授。
評価問題はほとんどセンター試験過去問だが、著者が主張する普遍的な「真の読解力」を養うという姿勢は非常に大切。現状リーディングで40点程度であれば、この本で四苦八苦することでぐんと点数を伸ばすことができるだろう。二次試験対策のとっかかりとしても優れた良書である。

2021年用共通テスト実戦模試⑵英語リスニング

出版Z会
定価1,200円(税別)
発売2020年6月8日
内容Z会オリジナル模試(5回分)と平成30年度試行調査を掲載。第3問の読み上げ回数変更にも対応。
評価オリジナル予想問題は高品質で、それが5回分もあるのでお買い得。大学入試センターが7月22日に公表した「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト受験案内」において、第3問が2回読みから1回読みへ変更されたが、きちんと対応していることも高く評価したい。おすすめの1冊。

2021年用共通テスト実戦模試⑴英語リーディング

出版Z会
定価1,300円(税別)
発売2020年6月8日
内容Z会オリジナル模試(6回分)と平成30年度試行調査を掲載。「学習診断アドバイス」でやるべき対策がわかる。
評価試行調査をよく研究しているようで、構成も難易度もかなり近いように感じる。それが6回分もあるのでコストパフォーマンスも非常に高い。予想問題型の問題集ではダントツでおすすめの1冊。

有効度[★★☆]

2021 共通テスト実戦問題集 英語

出版代々木ゼミナール
定価800円(税別)
発売2020年7月10日
内容代ゼミスタッフが作成する共通テスト向けオリジナル予想問題と、試行調査問題をもとにした分析や学習アドバイスを収録。2018試行調査問題・解答・解説付き。マークシート解答用紙とCD付き。
評価代ゼミ主催の全国模試を収録(高1生対象模試から1題、高2生対象模試から2題)。難易度や形式にクセがあるため、試行調査とやや異なった印象を受ける問題がある。ただし、実際の本番でどういった問題が出題されるかは未知数なので、さまざまな問題を解いて柔軟性を養うべきと考えるなら利用価値はあるだろう。

マーク式実戦問題編 英語リスニング 2021

出版全国入試模試センター
定価1,080円(税別)
発売2020年7月2日
内容駿台講師陣作成のオリジナル問題で共通テストを完全攻略!模試で実施した当時の成績データ、および「共通テスト英語攻略のポイント」掲載。マークシート解答用紙とCD3枚付き。
評価オリジナル模試を4題収録しているが、共通テスト形式は第1回のみであとはセンター試験形式なので、共通テスト形式を解きたい人には物足りないかもしれない(ただし、センター試験形式だろうとリスニングは量をこなすことが最重要であるが)。音声はCDのみでダウンロードはできないことに注意。

2021共通テスト総合問題集 英語

出版河合塾
定価1,100円(税別)
発売2020年6月12日
内容通称「黒本」。全国共通テスト高2模試、全統マーク模試、2018年度試行調査に加えてオリジナル予想問題を4題収録。
評価問題と解説の質は可もなく不可もなくといったところだが、やはり今年度は共通テスト形式のものは貴重であると考えられるため、オリジナル問題が4回分もあるのはそれだけで魅力と言えるだろう(模試を受けていないならば6回分)。ただしリスニングは2回分しかないため演習量としては物足りないと感じる人が多いだろう。

短期攻略 共通テスト 英語リスニング

出版駿台文庫(刀祢雅彦監修)
定価1,200円(税別)
発売2020年4月30日
内容共通テスト英語リスニング対策のオリジナル実戦問題4回分を収録。リスニング問題の分析と、重要表現集・音声聞き取りのポイントを収録。
評価各問題の難易度を★印で示してくれているので、自分の実力に合わせて進めていくことができる。共通テストのリスニング問題の詳細分析、および巻末付録の重要表現集・聞き取りポイント解説もありがたい。共通テストのリスニング問題の苦手分野つぶしに最適な一冊。

短期攻略 共通テスト 英語リーディング

出版駿台文庫(霜康司監修)
定価1,100円(税別)
発売2020年4月30日
内容共通テスト対策のオリジナル実戦問題を4回分収録。リーディング問題データ分析+攻略法付き。
評価各問題の難易度を★印で示してくれているので、自分の実力に合わせて進めていくことができる。共通テストのリーディング問題を詳細に分析し、必要な力と知識をコンパクトにまとめた別冊攻略法もとても役立つ。共通テストのリーディング問題の苦手分野つぶしに最適な一冊。

共通テスト問題研究 英語

出版教学社
定価980円(税別)
発売2020年4月26日
内容試行調査2回分とセンター試験過去問8回分に加え、共通テストの創作問題を2回分収録。音声ダウンロード可。
評価従来はセンター試験の過去問のみの掲載だが、今年度版は「創作問題」として共通テスト形式のオリジナル問題が2回分と試行調査2回分が掲載されている。音声はダウンロード形式なのでスマホやタブレットで利用しやすい。センター試験の過去問も良問が多いため、総じてコストパフォーマンスに優れた良書と言える。

共通テスト 英語 講義の実況中継

出版語学春秋社(石井雅勇著)
定価2,200円(税別)
発売2020年4月21日
内容共通テスト第2回試行調査のすべての問題について、出題のねらいや解答のポイントなどを解説。また、オリジナル予想問題をリーディング・リスニング各1回分収録。
評価共通テストの英語の特徴について、試行調査の問題からわかりやすく解説されている。英語が苦手な人が重い腰を上げて共通テスト対策を始めようというときに良いとっかかりになるのでは。ただし値段がやや高めなことと、学校や塾などである程度共通テストについて知っている人には物足りない可能性がある点には注意したほうがよい。

有効度[★☆☆]

新!虎の巻 英語リーディング 2021

出版ガクジュツ(中村信二著)
定価1,400円(税別)
発売2020年8月1日
内容共通テスト試行調査問題2回分とセンター試験過去問11年分を収録。2020、2019年度は本番形式、他年度はパターン別編集。ルーズリーフ形式。目標時間、配点、詳細解説付き。
評価試行調査以外はすべてセンター試験の過去問である。センター試験は良問が多いため学力向上にある程度有効ではあろうが、共通テスト対策を主眼とする場合、この本の優先順位は高くないように思える。解説は至って普通であり、大手予備校の出している書籍よりも優れているとは言えない。

マーク式実戦問題編 英語リーディング 2021

出版全国入試模試センター
定価1,080円(税別)
発売2020年6月26日
内容共通テスト試行調査2回分に加え、2019年度高2駿台共通テスト対策模試とセンター試験型の読解問題を掲載。重要事項をまとめた「直前チェック総整理」も掲載。マークシート解答用紙付き。
評価共通テスト形式のオリジナル問題は1題のみで、残りは「参考」として過去のセンター試験型模試から長文問題を掲載している。共通テスト形式を期待した人には物足りない内容だろう。試行調査のデータ解説が細かく丁寧なのはさすが駿台といったところか。

きめる!共通テスト英語リスニング

出版学研プラス(安河内哲也著)
定価1,200円(税別)
発売2020年6月18日
内容共通テスト試行調査と予想問題で実力チェック。巻頭で「共通テストの特徴と対策」を説明。別冊「間違いやすいカタカナ英語BEST100&重要会話表現BEST100」付き。CD2枚付き。
評価試行調査以外のオリジナル問題は1題のみなので物足りないと感じる人もいるだろう。電子書籍版があるのでスマホやタブレットで読みたい人には良いかもしれない。

共通テスト対策問題集 センター過去問題編 英語 2021

出版駿台予備学校
定価1,000円(税別)
発売2020年5月22日
内容試行調査2回分とセンター試験過去問8回分を収録(リスニングは2018年試行調査と2020年度センター試験本試験の計2回分)。試行調査分析資料、マークシート解答用紙、CD付き。
評価試行調査以外はすべてセンター試験の過去問。掲載年度は本試験2016~2020年度、追試験2017~2019年度。昨年までは最新年度の追試験が掲載されていたが、今年度はなし(大学入試センターの公表が遅れたから?)。センター試験は良問が多いので過去問を解く意義は大きいが、共通テスト対策を主眼とする場合、本冊を手放しで万人に薦めることはできない。どうしてもセンター試験過去問が解きたい人だけ買うと良いだろう。

2021大学入学共通テスト攻略レビュー 英語

出版河合塾
定価1,000円(税別)
発売2020年5月14日
内容2015年以降のセンター試験および2018年試行調査を収録。マークシート解答用紙、CD付き。
評価試行調査が2018年度の1回分のみの収録で、他はセンター試験の過去問(本試験2015~2020、追試験2015~2019)だが、昨年までと比べてだいぶ薄くなった。「共通テスト対策としてやるならこの年度まで」と示したいのかもしれない。実際、共通テストは「何が来るか分からない(ただしセンター試験とは違う)」という性質のものなのだから、センター試験の過去問よりも「共通テスト予想問題」の類を優先するほうが賢明だろう。

今後発売予定のもの

リスニング問題が1冊でしっかり解ける本

出版かんき出版(山内勇樹著)
定価1,400円(税別)
発売2020年10月22日
内容 
評価 

共通テスト対応英熟語750

出版ナガセ
定価950円(税別)
発売2020年9月30日
内容 
評価 

共通テスト対応英単語1800

出版ナガセ(高橋潔監修)
定価1,000円(税別)
発売2020年9月19日
内容「英単語センター1800」が共通テスト対応にリニューアル。センター試験過去20年+共通テスト施行調査2回分を分析。「共通テスト」施行調査問題のカバー率99.5%。
評価 

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