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【共通テスト英語】35冊の参考書と問題集を予備校講師が辛口レビュー!おすすめの1冊はこれだ!

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9月に入り、いよいよ本格的に共通テストを意識した勉強を始める人が増えてきましたね。

でも、いざ書店に向かうと、種類が多すぎて何が何やら・・・???

そういう人のために、「共通テスト」を冠する英語系の参考書および問題集を一覧にし、予備校講師である筆者個人の独断と偏見によるレビューをつけました。

書籍選びの参考になれば幸いです。

留意事項

2020年4月以降に発売された書籍を対象としています(定期的に更新していく予定です)。

★(星印)は、その書籍が主たるターゲットとしているであろう学力の人が使用した場合の「有効度」を想定したものです。

 高[★★★]
 中[★★☆]
 低[★☆☆]

※同じ有効度の中では発売日が新しい順に並べています。

なお、有効度についての主な評価基準は以下の3つです。

  • 「共通テスト対策」として適切な内容であること
  • 他の書籍にはない独自の特徴があること
  • 価格相応の質と量を備えていること

ただし、あくまで筆者の個人的な見解ですので、最終的な購入判断はご自身の責任で行ってください。

  1. 有効度[★★★]
    1. 2024年用共通テスト実戦模試⑴英語リーディング
    2. 2024年用共通テスト実戦模試⑵英語リスニング
    3. 2023年用共通テスト実戦模試⑴英語リーディング
    4. 2023年用共通テスト実戦模試⑵英語リスニング
    5. リーディングもリスニングも共通テスト英語が1冊でわかる本
    6. 英語が1冊でしっかりわかる本(改訂版)
    7. 英語リーディング予想問題集(改訂版)
    8. 英語リスニング予想問題集(改訂版)
    9. やさしくひもとく共通テスト英語リーディング
    10. やさしくひもとく共通テスト英語リスニング
    11. 時間内で解ける力がつく英英直読英単語・熟語
    12. 英語のリスニング問題が1冊でしっかり解ける本
    13. 英語リスニングの点数が面白いほどとれる本
    14. 英語リーディングの点数が面白いほどとれる本
  2. 有効度[★★☆]
    1. 2023代ゼミ共通テスト実戦問題集 英語
    2. 2023共通テスト実戦問題集 英語リーディング
    3. 2023共通テスト実戦問題集 英語リスニング
    4. 2023共通テスト総合問題集 英語リーディング
    5. 2023共通テスト総合問題集 英語リスニング
    6. 2023共通テスト問題研究 英語リーディング/リスニング
    7. スマート対策 英語リーディング(3訂版)
    8. スマート対策 英語リスニング(3訂版)
    9. 共通テスト対応英単語1800
    10. きめる!共通テスト英語リーディング
    11. 短期攻略 共通テスト英語リスニング
    12. 短期攻略 共通テスト英語リーディング
  3. 有効度[★☆☆]
    1. 2023共通テスト過去問レビュー 英語
    2. ハイスコア!共通テスト攻略 英語リーディング(新装版)
    3. ハイスコア!共通テスト攻略 英語リスニング(新装版)
    4. 共通テスト英語リスニングドリル
    5. 共通テスト英語リーディングドリル
    6. 共通テスト対応英熟語750
    7. 新!虎の巻 英語リーディング 2021
    8. きめる!共通テスト英語リスニング
    9. 共通テスト 英語 講義の実況中継

有効度[★★★]

2024年用共通テスト実戦模試⑴英語リーディング

出版 Z会
定価 1,430円(税込)
発売 2023年6月30日
内容 Z会オリジナル模試(6回分)と2023年度共通テスト本試験・追試験を収録。
評価 2023年度追試験の解答・解説が掲載されているのはこの本だけ。それだけでも十分購入価値がある。過年度版と問題の重複があり、完全新作は1題だけだが、初めてこの本を手に取った人は6題すべてが良質な共通テスト模試となる。マークシートをスマホのカメラで撮影することで利用できる自己採点機能も追加され、より学習効率が高まった。いわゆる共テ模試問題集の中では最もお勧めできる1冊。

2024年用共通テスト実戦模試⑵英語リスニング

出版 Z会
定価 1,430円(税込)
発売 2023年6月30日
内容 Z会オリジナル模試(5回分)と2023年度共通テスト本試験・追試験を収録。
評価 2023年度追試験の解答・解説が掲載されているのはこの本だけ。それだけでも十分購入価値がある。過年度版と問題の重複があり、完全新作は1題だけだが、初めてこの本を手に取った人は5題すべてが良質な共通テスト模試となる。マークシートをスマホのカメラで撮影することで利用できる自己採点機能も追加され、より学習効率が高まった。いわゆる共テ模試問題集の中では最もお勧めできる1冊。

2023年用共通テスト実戦模試⑴英語リーディング

出版 Z会
定価 1,430円(税込)
発売 2022年7月1日
内容 Z会オリジナル模試(6回分)と共通テスト本試験・追試験(2022年度)を収録。
評価 2022年度追試験の解答・解説が掲載されているのはこの本だけ。それだけでも十分購入価値がある。オリジナル問題は全6回中4回分は前年度版と重複するものの、新作問題が2回分あるのも魅力的。もちろん昨年度版を解いていない人は6回分全てオリジナルであり、5回分収録の他社より1回分お得。いわゆる共テ模試問題集の中では最もお勧めできる1冊。

2023年用共通テスト実戦模試⑵英語リスニング

出版 Z会
定価 1,320円(税込)
発売 2022年7月1日
内容 Z会オリジナル模試(5回分)と本試験・追試験(2022年度)を掲載。音声はダウンロード形式でCDはついていない。
評価 オリジナル問題5回分は他社と同じだが、うち2回分が新作問題なのは良心的。しかし何よりも、2022年度追試験の解答・解説が掲載されているのはこの本だけなのでダントツでお勧め。最良の共テ対策は実際に出題された問題を使用することである。

リーディングもリスニングも共通テスト英語が1冊でわかる本

リーディングもリスニングも共通テスト英語が1冊でわかる本
出版 学研(編集)
定価 1,540円(税込)
発売 2021年10月28日
内容 リーディング2回分、リスニング2回分のオリジナル予想問題、音声はダウンロード形式。
評価 リーディングとリスニングの完全オリジナル問題が各2回分ずつ収録されてこの値段はお買い得。大手予備校の実戦問題集だけでは足りない人にとって良い演習素材となるだろう。また、「アプローチ」の項目では、2021年度共通テスト本試験を使って問題の解き方が説明されているので、事前に解いておいてから読むほうが効果的だろう。これから共通テスト対策を始めていこうと思う人にもお勧めできる1冊。

英語が1冊でしっかりわかる本(改訂版)

出版 かんき出版(関正生著)
定価 1,870円(税込)
発売 2021年9月24日
内容 スタディサプリにて絶大な人気を誇る関正生先生が共通テストと試行調査を徹底分析。「今、どんな勉強をすればいいか」がわかります。英語の核心を突いた説明で、どんな試験にも対応できる英語の地力を養うことができます。(2019年7月13日発売版から改訂)
評価 改定前の336ページから驚異の624ページ!辞書かと思うほどの厚さである。リーディングとリスニングを分けず、もともと試行調査の問題だけだったところに共通テストの問題をもねじ込んでまでタイトルの「1冊で」に拘った結果である。要するに余裕で2冊分の価値がある本となっている。「目のつけどころ」という見開き解説が見やすく、わかりやすくて良い。共通テストの本番、あるいは同形式の模試などで70点未満なら確実に一読の価値がある。音声はPCかスマホでダウンロード可能。ちなみに関氏のツイッターはときどきその界隈でプチ炎上しているので、ピュアな心で覗きに行くと若干面食らうかもしれない。私個人的には、あまり同業者の間で敵を作りすぎない方がいいんじゃないかなあと思っている。

英語リーディング予想問題集(改訂版)

出版 KADOKAWA(宮下卓也著)
定価 1,320円(税込)
発売 2021年7月27日
内容 完全オリジナルの予想問題が2回から3回に増量。第1回共通テストの出題傾向を踏まえ、出題内容がブラッシュアップされている。第1回共通テスト(第1日程)の問題も掲載され、解説も充実。※改定前版は2019年10月26日発売。
評価 何はともあれオリジナル予想問題3回分である。共通テスト本番の問題をベースにして作問されている点に非常に価値がある(ただし1題は改定前と同じ問題なので注意)。主に進学校生や浪人生など、すでに共通テスト形式の問題をあらかた終えている人にぜひお勧めしたい。

英語リスニング予想問題集(改訂版)

出版 KADOKAWA(谷川学著)
定価 1,320円(税込)
発売 2021年7月27日
内容 完全オリジナルの予想問題が2回から3回に増量。第1回共通テストの出題傾向を踏まえ、出題内容がブラッシュアップされている。第1回共通テスト(第1日程)の問題も掲載され、解説も充実。音声ダウンロード付き。※改定前版は2019年10月26日発売。
評価 改定前版に共通テスト本番をベースにした予想問題1題追加された。共通テスト本番ベースの問題は貴重なので、改定前版を使用していない人はもちろん、使用した人も、この1題のために検討する余地はあるのではないかと思う。リスニングは量が大事なので、1題でも多く共通テスト形式のリスニング問題を解きたい人にとって、非常に大きな価値があるだろう。

やさしくひもとく共通テスト英語リーディング

出版 学研プラス(武藤一也/高山のぞみ著)
定価 1,760円(税込)
発売 2021年7月15日
内容 プロの予備校講師が共通テストの解き方や考え方のプロセスを動画と紙上に完全再現。2021年度の共通テスト第1日程・第2日程を収録し、全問、著者自らが解説を行う実況動画付き。全文和訳と語注も巻末に掲載。
評価 学校や塾で共通テストを解いたり解説を聞いたりする機会のない受験生や、先取をしたい高1・2年生にお勧めの1冊。何と言っても実況解説動画がついているので、解説を文字で読むだけでは頭に入らないという人も安心。何事も敵を知らずして勝利なしである。共通テスト対策の第一歩として非常に有効な書籍と言えるだろう。

やさしくひもとく共通テスト英語リスニング

出版 学研プラス(武藤一也/高山のぞみ著)
定価 1,760円(税込)
発売 2021年7月15日
内容 プロの予備校講師が共通テストの解き方や考え方のプロセスを動画と紙上に完全再現。2021年度の共通テスト第1日程・第2日程を収録し、全問、著者自らが解説を行う実況動画付き。全文和訳と語注も巻末に掲載。
評価 リーディング版と同様、実況解説動画がついてくるのが最大の特徴である。リスニングを苦手とする人は多く、具体的にどういったことに気をつければよいかというのは、やはり耳で聞いてこそ理解もしやすいだろう。これから共通テスト対策を始める人にとって、本物かつ最新の共通テスト2題をこの書籍で知り尽くすことは、最善の選択にかなり近いのではないかと思う。

時間内で解ける力がつく英英直読英単語・熟語

出版 かんき出版(鈴木康著)
定価 1,870円(税込)
発売 2020年10月22日
内容 重要単語800個を英英式で身に付けられる工夫がなされている。定義文と例文を合わせると2000語以上。英文の空所補充問題で英語の中で単語が覚えられる。すべての英語にダウンロード音声付き。日本語ガイドもあるため苦手な人も安心。
評価 英単語の意味を英語で理解するという形式のため、英語が苦手な人にはハードルが高めだが、共通テストだけでなく私大や国公立二次で英語を受験する人ならばぜひ仕上げておきたい一冊。英英式の学習に魅力を感じつつも、分厚い英英辞書を使うことにためらいのある人にとって、これ以上ない英英式学習の入門書となるだろう。

英語のリスニング問題が1冊でしっかり解ける本

出版 かんき出版(山内勇樹著)
定価 1,540円(税込)
発売 2020年10月22日
内容 単語、短文、長文を聞き取る3種類のトレーニングがあり、初めてリスニング対策をする人向け。特典の動画により、英文の聴き方や問題文の先読みなど、本番前に知っておきたい重要ポイントを確認できる。
評価 リスニングが苦手な人(共通テストで50~60点を目指すレベルの人)向けのものとしては大変良い作りとなっている。試行調査がしっかり分析されており、問題量は少ないものの、基本的な勉強の仕方や問題の解き方が丁寧に解説されている。

英語リスニングの点数が面白いほどとれる本

出版 KADOKAWA(竹岡広信著)
定価 1,760円(税込)
発売 2020年7月10日
内容 著者は駿台講師で竹岡塾主宰の竹岡広信氏。「リスニング上達の4つのポイント」をボーナストラックとして収録。CD2枚、音声ダウンロード付き。
評価 リスニングの重要度が増した共通テスト対策として優れた一冊。聞き取るべきポイントや、なぜ聞き取りにくいかなどを詳細に解説してくれているので、何に気を付ければよいかわかりやすく、効率の良い学習ができるだろう。電子書籍版もあるので使いやすい方を選ぼう。

英語リーディングの点数が面白いほどとれる本

出版 KADOKAWA(竹岡広信著)
定価 1,540円(税込)
発売 2020年6月12日
内容 著者は駿台講師で竹岡塾主宰の竹岡広信氏。過去のセンター試験と試行調査で出題された問題の中から「良問」を精選。共通テストで重要な「文章の大意を読み取る問題」「資料から情報をすばやくつかむ力が問われる問題」の解法を伝授。
評価 問題はほとんどセンター試験過去問だが、著者が主張する普遍的な「真の読解力」を養うという姿勢は非常に大切。現状リーディングで40点程度であれば、この本で四苦八苦することでぐんと点数を伸ばすことができるだろう。二次試験対策のとっかかりとしても優れた良書である。

有効度[★★☆]

2023代ゼミ共通テスト実戦問題集 英語

出版 代々木ゼミナール
定価 1,100円(税込)
発売 2022年7月21日
内容 代ゼミオリジナル問題5回分と共通テスト本試験(2022年実施)を収録。音声はダウンロード形式でCDはついていない。
評価 他社がリーディングとリスニングを別々に出版しており2冊で2,500円を超える中、両者を1冊にまとめて1,100円とコスパは抜群。問題の内容は昨年度の代ゼミ模試の移植のため、基本的にこれらを受けていない人向けである。まだまだ何が出てくるか分からない共通テスト本番に向けて、代ゼミ独特の奇抜問題を一度は体験しておくと良いかもしれない。繰り返すが、とにかく値段が破格である。

2023共通テスト実戦問題集 英語リーディング

出版 駿台文庫
定価 1,375円(税込)
発売 2022年6月20日
内容 駿台オリジナル問題5回分と共通テスト本試験2回分(2022・2021第1日程)収録。
評価 オリジナル問題は新作問題3回分+過去の駿台模試2回分。それに加えて、これまでは別売りしていた共通テスト過去問がセットとなっている。Z会よりも新作問題は1回分多いが、2022年度追試験は掲載されていない点に注意。駿台ブランドに、あるいは新作問題3回分に魅力を感じる人向け。

2023共通テスト実戦問題集 英語リスニング

出版 駿台文庫
定価 1,210円(税込)
発売 2022年6月17日
内容 駿台オリジナル問題5回分と共通テスト本試験2回分(2022・2021第1日程)収録。音声はダウンロード形式でCDはついてない。
評価 オリジナル問題は新作問題3回分+過去の駿台模試2回分。それに加えて、これまでは別売りしていた共通テスト過去問がセットとなっている。Z会よりも新作問題は1回分多いが、2022年度追試験は掲載されていない点に注意。駿台ブランドに、あるいは新作問題3回分に魅力を感じる人向け。

2023共通テスト総合問題集 英語リーディング

出版 河合塾
定価 1,320円(税込)
発売 2022年6月14日
内容 河合塾オリジナル問題5回分と共通テスト本試験2回分(2022・2021第1日程)収録。
評価 オリジナル問題は全て過去の河合模試。新作問題はないが、過去の模試受験者の得点と比較することで自分の現在地を知ることができるため、河合の模試を受験していない人にお勧めしたい。

2023共通テスト総合問題集 英語リスニング

出版 河合塾
定価 1,320円(税込)
発売 2022年6月14日
内容 河合塾オリジナル問題5回分と共通テスト本試験2回分(2022・2021第1日程)収録。音声はダウンロード形式でCDはついてない。
評価 オリジナル問題は全て過去の河合模試。新作問題はないが、過去の模試受験者の得点と比較することで自分の現在地を知ることができるため、河合の模試を受験していない人にお勧めしたい。

2023共通テスト問題研究 英語リーディング/リスニング

出版 教学社
定価 1,078円(税込)
発売 2022年4月20日
内容 リーディング・リスニングともに共通テスト本試験2回分(2022、2021第1日程)、試行調査2回分、センター本試験4回分(2017~2020)、さらにオリジナルの実戦創作問題を2回分収録。音声はダウンロード形式でCDはついていない。
評価 一番ウリの「実戦創作問題」は昨年度版とほぼ同内容である点と、共通テストの追試験は収録されていない点に注意。4回分あるセンター試験の問題には良問が多いため解くことに意味はあるが、共通テスト対策として時間を割くべきかどうかはその人の学力や志望など様々な要素が絡むため一概には言えない。何にせよ、リーディングとリスニングが1冊にまとまってこの値段という点は評価したい。

スマート対策 英語リーディング(3訂版)

出版 教学社編集部
定価 1,210円(税込)
発売 2021年6月27日
内容 共通テスト・試行調査・センター試験より、共通テストに役立つ良問を厳選しつつ豊富な演習量を確保。共通テスト第1日程の英文の読み上げ音声つき。
評価 センター試験の過去問や試行調査の問題を一部抜粋し、その解き方の分析や解説を読んで理解した上で、共通テストの似た形式の問題に挑戦して対応力を鍛える、といった趣旨の問題集。いきなり共通テスト1回分を解くのは荷が重いと感じる人向けと言える。この本を最後まで使い続けられれば実力の大幅アップは間違いないだろうが、内容は極めて硬派なので途中で挫折しないよう根気強く取り組んでもらいたい。

スマート対策 英語リスニング(3訂版)

出版 教学社編集部
定価 1,210円(税込)
発売 2021年6月27日
内容 共通テスト・試行調査・センター試験より、共通テストに役立つ良問を厳選しつつ豊富な演習量を確保。音声はPC・スマホいずれにも対応。
評価 センター試験の過去問や試行調査の問題を一部抜粋し、その解き方の分析や解説を読んで理解した上で、共通テストの似た形式の問題に挑戦して対応力を鍛える、といった趣旨の問題集。いきなり共通テスト1回分を解くのは荷が重いと感じる人向けと言える。この本を最後まで使い続けられれば実力の大幅アップは間違いないだろうが、内容は極めて硬派なので途中で挫折しないよう根気強く取り組んでもらいたい。

共通テスト対応英単語1800

出版 ナガセ(高橋潔監修)
定価 1,100円(税込)
発売 2020年9月19日
内容 「英単語センター1800」が共通テスト対応にリニューアル。センター試験過去20年+共通テスト施行調査2回分を分析。「共通テスト」施行調査問題のカバー率99.5%。単語音声ダウンロード付き。
評価 単語の「カバー率」をウリにしている単語帳なので、高2生以下であれば共通テスト対策を始めるための勉強用として、高3生・浪人生であれば、今現在の単語力の確認用として使用すると良い。ただしいくら過去の単語を分析したところで将来の単語は予想できないため、共通テスト対策で必須というわけではない。本当の語彙力を身に付けたいなら辞書(紙・電子を問わない)を利用するのが一番である。

きめる!共通テスト英語リーディング

出版 学研プラス(福崎伍郎著)
定価 1,650円(税込)
発売 2020年6月18日
内容 代々木ゼミナール講師の福崎伍郎氏の講義を紙上に再現。オールカラー。別冊「全訳&語彙ハンドブック」付き。
評価 共通テストを根本から理解できる詳しい解説と、試行調査問題を使っての対策法指導が非常にわかりやすい良書。実際の授業のような親しみやすい口調で書かれており読みやすい。英語を苦手とする人にこそおすすめしたい。ある程度リーディングができる人にはやや物足りないかもしれないが、何かしら得られるものはあるように思う。

短期攻略 共通テスト英語リスニング

出版 駿台文庫(刀祢雅彦監修)
定価 1,320円(税込)
発売 2020年4月30日
内容 共通テスト英語リスニング対策のオリジナル実戦問題4回分を収録。リスニング問題の分析と、重要表現集・音声聞き取りのポイントを収録。
評価 各問題の難易度を★印で示してくれているので、自分の実力に合わせて進めていくことができる。共通テストのリスニング問題の詳細分析、および巻末付録の重要表現集・聞き取りポイント解説もありがたい。共通テストのリスニング問題の苦手分野つぶしに最適な一冊。

短期攻略 共通テスト英語リーディング

出版 駿台文庫(霜康司監修)
定価 1,210円(税込)
発売 2020年4月30日
内容 共通テスト対策のオリジナル実戦問題を4回分収録。リーディング問題データ分析+攻略法付き。
評価 各問題の難易度を★印で示してくれているので、自分の実力に合わせて進めていくことができる。共通テストのリーディング問題を詳細に分析し、必要な力と知識をコンパクトにまとめた別冊攻略法もとても役立つ。共通テストのリーディング問題の苦手分野つぶしに最適な一冊。

有効度[★☆☆]

2023共通テスト過去問レビュー 英語

出版 河合塾
定価 1,078円(税込)
発売 2022年5月26日
内容 共通テスト本試験(2022、2021第1日程)、センター本試験(2013~2020)、センター追試験(2018~2020)を掲載。音声はダウンロード形式でCDはついてない。
評価 昨年度版は2021年度の第2日程の問題が掲載されていたが今年度版では掲載されていない。センター試験の過去問がメインだが昨年度版よりも2回分削られてしまっている点に注意(2012本試験、2017年追試験)。紙面が小さい分厚みがあり、開きにくさ、読みにくさ、持ち運びにくさなどが目立つ。

ハイスコア!共通テスト攻略 英語リーディング(新装版)

出版 Z会(水野卓著)
定価 1,210円(税込)
発売 2021年7月13日
内容 基本事項から丁寧に解説しており、「共通テストがどんなものか知りたい」、「1問ずつじっくりと共通テストに慣れていきたい」といった人向け。章ごとに「例題」と「類題」がペアになっており、理解を深めて定着させていくことができる。正解へのプロセスを丁寧に解説。短時間で大量の英文を読みこなす速解力が身に付く。本番を意識して取り組める「模擬試験」1回分を収録。共通テストの形式に慣れるとともに、実力の最終チェックとしても効果的です。
評価 「新装版」であることに注意。2019年7月発刊の同名書籍と内容は全く同じで装丁だけが変わっている(付録の特典冊子の情報は共通テスト実施後のものとはいえ、わずか12ページであり、その半分はZ会出版から出ている書籍の宣伝のようなもので、充実した内容とはお世辞にも言えない)。共通テスト実施前の時点では共通テスト対策の第一歩として良書の類ではあったが、共通テスト実施後にあえてこの本を利用する価値があるかどうかは不明である。どうしてもという人には、おそらく安価で買えるであろう旧版の中古本(書き込みなし)をお勧めする。

ハイスコア!共通テスト攻略 英語リスニング(新装版)

出版 Z会(水野卓著)
定価 1,210円(税込)
発売 2021年7月13日
内容 基本事項から丁寧に解説しており、「共通テストがどんなものか知りたい」、「1問ずつじっくりと共通テストに慣れていきたい」といった人向け。章ごとに「例題」と「類題」がペアになっており、理解を深めて定着させていくことができる。正解へのプロセスを丁寧に解説。短時間で大量の英文を読みこなす速解力が身に付く。本番を意識して取り組める「模擬試験」1回分を収録。共通テストの形式に慣れるとともに、実力の最終チェックとしても効果的です。
評価 「新装版」であることに注意。2019年7月発刊の同名書籍と内容は全く同じで装丁だけが変わっている(付録の特典冊子の情報は共通テスト実施後のものとはいえ、わずか12ページであり、その半分はZ会出版から出ている書籍の宣伝のようなもので、充実した内容とはお世辞にも言えない)。共通テスト実施前の時点では共通テスト対策の第一歩として良書の類ではあったが、共通テスト実施後にあえてこの本を利用する価値があるかどうかは不明である。どうしてもという人には、おそらく安価で買えるであろう旧版の中古本(書き込みなし)をお勧めする。

共通テスト英語リスニングドリル

出版 ナガセ(武藤一也著)
定価 990円(税込)
発売 2020年10月24日
内容 「大学入学共通テスト」の問題3回分(施行調査+オリジナル)を収録!大問ごとのドリル形式なので、時間のない受験生にピッタリ!東進講師による詳しい解説がついているのでわかりやすい!(Amazonより抜粋)
評価 「ドリル」というと量をこなすためのものというイメージだが、試行調査2回分を除くとオリジナルは1回分しかないため、すでに試行調査を解いている人にとってはあまりに物足りない。逆に試行調査も含めて丁寧な解説を求める人は、上のほうで紹介している『リスニング問題が1冊でしっかり解ける本(かんき出版)』のような解説メインのものを選ぶべきである。要するに、「ドリル」という名称と内容がちぐはぐで、いまいちコンセプトの見えない本である。 

共通テスト英語リーディングドリル

出版 ナガセ(大岩秀樹著)
定価 990円(税込)
発売 2020年10月24日
内容 「大学入学共通テスト」の問題3回分(施行調査+オリジナル)を収録!大問ごとのドリル形式なので、時間のない受験生にピッタリ!東進講師による詳しい解説がついているのでわかりやすい!(Amazonより抜粋)
評価 「ドリル」というと量をこなすためのものというイメージだが、試行調査2回分を除くとオリジナルは1回分しかないため、すでに試行調査を解いている人にとってはあまりに物足りない。逆に試行調査も含めて丁寧な解説を求める人は、上のほうで紹介している『きめる!共通テスト英語リーディング(学研プラス)』のような解説メインのものを選ぶべきである。要するに、「ドリル」という名称と内容がちぐはぐで、いまいちコンセプトの見えない本である。 

共通テスト対応英熟語750

出版 ナガセ
定価 1,045円(税込)
発売 2020年10月16日
内容 これまで「英熟語センター750」として出版されていたものを共通テスト向けに改定。センター試験過去20年分と共通テスト施行調査2回分を分析。共通テスト施行調査問題のカバー率99.5%。
評価 熟語の知識は重要でないというわけではないが、読解偏重著しい共通テスト対策のために参考書1冊を必要とするかは疑問符が付く。国公立二次対策や私大対策を見据えるなら、共通テストに照準を絞ったこの書籍よりも、速読英熟語システム英熟語解体英熟語英熟語図鑑など、より網羅性の高い書籍の方が有効なのは言うまでもないだろう。

新!虎の巻 英語リーディング 2021

出版 ガクジュツ(中村信二著)
定価 1,540円(税込)
発売 2020年8月1日
内容 共通テスト試行調査問題2回分とセンター試験過去問11年分を収録。2020、2019年度は本番形式、他年度はパターン別編集。ルーズリーフ形式。目標時間、配点、詳細解説付き。
評価 試行調査以外はすべてセンター試験の過去問である。センター試験は良問が多いため学力向上にある程度有効ではあろうが、共通テスト対策を主眼とする場合、この本の優先順位は高くないように思える。解説は至って普通であり、大手予備校の出している書籍よりも優れているとは言えない。

きめる!共通テスト英語リスニング

出版 学研プラス(安河内哲也著)
定価 1,320円(税込)
発売 2020年6月18日
内容 共通テスト試行調査と予想問題で実力チェック。巻頭で「共通テストの特徴と対策」を説明。別冊「間違いやすいカタカナ英語BEST100&重要会話表現BEST100」付き。CD2枚付き。
評価 試行調査以外のオリジナル問題は1題のみなので物足りないと感じる人もいるだろう。電子書籍版があるのでスマホやタブレットで読みたい人には良いかもしれない。

共通テスト 英語 講義の実況中継

出版 語学春秋社(石井雅勇著)
定価 2,420円(税込)
発売 2020年4月21日
内容 共通テスト第2回試行調査のすべての問題について、出題のねらいや解答のポイントなどを解説。また、オリジナル予想問題をリーディング・リスニング各1回分収録。
評価 共通テストの英語の特徴について、試行調査の問題からわかりやすく解説されている。英語が苦手な人が重い腰を上げて共通テスト対策を始めようというときに良いとっかかりになるのでは。ただし値段がやや高めなことと、学校や塾などである程度共通テストについて知っている人には物足りない可能性がある点には注意したほうがよい。

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