【センター試験】英語(筆記)で140点・160点を超えたい人へ【保存版】

この記事は英語(筆記)で100点・120点を超えたい人への続編という位置づけです。

段階を踏んでステップアップすることを意識して書いていますので、時間が許すなら、前の記事から読んでもらえた方が、よりこちらの意図している得点方法を理解していただけると思います。

以下に最新の配点表を掲載しましたので、これを参照しつつお読みください。

2019年度配点(本試験・追試験共通)
大問配点問われる事柄
1A6点2点×3発音知識
B8点2点×4強勢知識
2A20点2点×10語彙・文法知識
B12点4点×3語彙・文法知識
C15点5点×3語彙・文法知識
3A15点5点×3文脈理解力
B18点6点×3主旨理解力
4A20点5点×4図表理解力
B20点5点×4広告理解力
5 30点6点×5物語理解力
6A30点6点×5論説理解力
B6点6点×1段落理解力

140点を超えたい人へ

第3問Aと第6問を攻略しよう

先に第5問・第4問B・第3問Bを解くべきなのは100点・120点を超えたい人へで書いた通りです。

その後、同じように第6問以降の読解問題に進みますが、ここで点数をさらに上乗せしていきます。

第3問Aと第6問は一見するとタイプの異なる問題に見えると思いますが、実は重要な共通点があります。

「論説文」の特徴と読み方

それは、「論説文」だということです。

論説文とは、筆者が何かしらの主張を持ち、読み手にそれを納得させることを目的とした文のことです。

第3問Aは1つの段落だけで読み手に訴えかけ、第6問は複数の段落を使って訴えかけているのです。

ということは、「論説文」が読めたかどうか(理解できたかどうか)は、自分ですぐに判断できますよね。基準はもちろん、納得できたかどうかです。

  • 筆者がある事柄に賛成/反対するのはなぜか。
  • 筆者と反対の立場の人々はどう考えているのか。
  • 筆者の主張には具体的にどういった利点があるのか。

ほとんどの論説文では、上記のような疑問がきちんと解消されたなら筆者の主張が理解できたと考えてもいいでしょう。

こうしたことを踏まえて、第3問Aと第6問の攻略法を考えましょう。

第3問A

全体的な文の流れに対して不要な文を指摘する問題です。不要文の選択肢はたいてい段落の中ほどにあります。

100点・120点を超えたい人へでも書きましたが、絶対にやってはいけない解き方は下線部だけを見て答えを探そうとすることです。

英文は基本的に最初の1~2文で趣旨を明確にしますので、まずこの部分をしっかりと読み、筆者の主張の方向性を確認します。

第3問Aの半分以上が、これだけで簡単に解けます。段落の初めに書いている方向性とは明らかに異なる事柄が書いてあったりするので、すぐにわかります。

もちろん、最初の部分を読んだだけで解ける問題ばかりではありません。下線部の後の部分を読んで初めて解けるようになる問題も3割くらいはあります。

それでも、考え方は同じです。段落の最後の部分の方向性に対して、矛盾した内容を含むものを探せばよいだけですから、少し時間をかければちゃんと解けます。

より具体的な話は、2019年度本試験解答速報、および英文読解・基礎講座を参照してください。

第6問

第3問Aの形式の問題を、上記のようにしっかり考えて何回分か解けば、筆者の主張を捉えようとする意識は身に付いてきているはずです。

こうなれば、方向性の同じ第6問はただ長いだけに過ぎません。設問で問われることは各段落の趣旨そのものか、それに関連の深い問題ばかりですから、スラスラ解けてしまうはずです。もう満点は確実でしょう。

いやいや、さすがに理想論すぎますね。やはり、長さがある分だけ難しいです。集中力が切れたり、前の方の内容を忘れてしまうことだってしょっちゅうあるでしょう。

第6問の具体的な攻略法はズバリ、先に設問ABに目を通しておくことです。設問Aは各段落に関する問いですが、まずはどの段落に対しての設問であるかを明確にしましょう。

たとえば、問1が第一段落についての問いであれば、本文の第一段落の余白にQ1と書いておきます。他の設問も同様です。

続いて、設問Bを見ます。ここでは、各段落を一言で説明する文言が表に入っていますね。それを本文の余白にも写しておきましょう。自分で分かればいいので、日本語でもかまいません。ついでにどんな内容の文なのかも予想しておきましょう。

これで準備は整いました。いちいちページをめくり直したりする手間が実は危ないのです。時間を無駄に浪費しますし、内容を忘れる可能性が高くなります。これを失くして、できるだけ本文に集中できる環境づくりが大切なんです。

簡単でちょっとしたことですが、やってみると意外と効果があることが分かるはずです。さっそく問題を解きましょう。

2019年度本試験を解いた人は、ぜひ当サイトの解答速報にも目を通してみてください。

【2019解答速報】第6問の解説と和訳(全訳)

第4問Aはどうするか

おそらく、第6問と第3問Aで稼ごうとすると時間が足りなくなってしまうと思いますので、第4問Aに関しては取れたら取るでいいと思います。

つまみ食い的に、図表関連の部分だけでも答えられれば十分と考えていいと思います。さらに実力が付き、時間的余裕が出てきたら最後まで解きましょう。

解く順番と時間配分まとめ

大問目標点/配点時間
5 30 /30点35分
4B20 /20点
3B18 /18点
6A24 /36点35分
B06 /06点
4A10 /20点
3A10 /15点
1 06 /14点10分
2 16 /47点
合計140 /200点80分

易しい問題は絶対に落とさない!

上の表では第5問・第4問B・第3問Bで満点を想定しています。そろそろこれくらいの実力はついてきているはずです。絶対に落とさないという強い意志を持ちましょう。

もちろん、内容によっては非常に難しくなる可能性もありますので、満点にこだわるあまり時間をかけすぎることだけはやめてください。

満点を目指す強い気持ちも持ちつつ、落としても後の問題でカバーすればいいや、くらいの余裕も忘れずに持っていてください。こういったバランス感覚は大事です。

読解後半が勝負!

続いて、第6問ですが、ここで多くとも2ミスまでで済むようになれば、おそらく140点を切ることはないはずです。頑張りましょう。

そろそろ全体的な時間配分を意識する必要もでてきます。特に第6問は長い分、いたずらに時間をかけすぎてしまわないよう注意しましょう。

第4問Aは取れれば取るのスタンスで構いません。最後まで解けそうなら解いてみてもいいですが、第3問Aを解く時間をなくさないように、適当なところで切り上げましょう。

読解最後の第3問Aの得点は、第6問の得点と比例して伸びるはずです。1つ1つは短い問題ですから、過去問をこなして解き方を覚えれば、落としても1ミスで済むようになるでしょう。

とにかく、140点の壁を超えるには、この第6問・第4問A・第3問Aでの得点力が勝負になります。集中力を切らさずに頑張りましょう。

第1問・第2問をじっくり解くにはまだ時間が足りないと思いますが、140点までは読解で取りきるほうが楽です。とにかく読解問題で正解することを優先してください。

まだ第1問・第2問に時間をかけてはいけないの?

第1問は対策をやったかやってないかですので、例えば当サイトの発音・アクセント全問題集で全部の問題を解いていたり、発音講座をすでに読まれていたりするのであれば、良い点数が期待できるのではないでしょうか。

そして第2問ですが、実を言えば、そろそろこちらも点数を伸ばしていければそれに越したことはないのです。

上に示した目標点はたったの16点ですから、時間をかければ30点くらいは取れるのに!という人も少なくはないでしょう。

しかしそれでも、本番形式で解くときは第1問・第2問は最後にしてください。

本当の実力を涵養(かんよう)し、160点超えを狙えるレベルに持っていくためにも、そして後述しますが、恐ろしい本番の罠に引っかからないようにするためにも、この順序はまだ変えないでください。

どうしても第1問・第2問に時間を割きたいなら、読解問題をその分早く終わらせましょう、ということになります。

もちろん、80分のセンター形式以外の場であれば、いくらでも時間をかけて文法の勉強はしていてくださいね。

その実力を発揮する時は近い将来必ずやってきますから。

140点を超える方法まとめ

  • 読解問題の量をこなして、速度と語彙力により一層の磨きをかけよう。
  • 第5問・第4問B・第3問Bは満点狙いでいこう。ただし、解く時間を短縮していくことも同時に心掛けたい。
  • 第3問A形式の問題を多く解き、筆者の主張を見極める力を養おう。
  • 第6問も解き方を意識して練習を積み、時間配分を覚えていこう。
  • たとえ第2問を解かなくても、文法の勉強を疎かにしてはいけない。英語は単語と文法から成る。

おすすめ参考書

「100点・120点を超えたい人へ」で紹介しているものを前提に、必要なものを追加します。

最後の駿台のセンター試験過去問題集には最新の追試験の問題が掲載されています。近年の追試験は難易度は高くなく、むしろ翌年度用の予行演習素材としての位置づけなので、必ず解くようにしてください。

160点を超えたい人へ

解く順番と時間配分まとめ

大問目標点/配点時間
5 30 /30点30分
4B20 /20点
3B18 /18点
6A24 /36点35分
B06 /06点
4A10 /20点
3A10 /15点
1 10 /14点15分
2 32 /47点
合計160 /200点80分

「140点を超えたい人へ」で挙げた表に変更を加えた箇所を太字にしています。具体的には、

  • 第1問(+4点)
  • 第2問(+16点)
  • 第5問・第4問B・第3問B(-5分)
  • 第1問・第2問(+5分)

以上のように変更しています。大問ごとに詳しく見ていきましょう。

易しい問題は早く解いても落とさない!

第5問・第4問B・第3問Bで満点を想定していますが、5分早く終わらせましょう。

英語の実力がつけばつくほど、読解問題にかかる時間はどんどん短くなっていきます。

もちろん、読解問題トータルで見ても構いません。

上の表では、第1問・第2問を除く合計点は118点ですので、これを65分で取ると考えるのもアリです。

これがクリアできたなら、もう160点を超えるのは確実と言っていいでしょう。

速度を上げるのに最も効果的な方法は音読です。

解き終わった問題は、復習を兼ねて繰り返し音読しましょう。

第1問・第2問の実力を発揮しよう!

まず第1問ですが、先ほども書いた通り、これは対策をやったかやってないかだけですので、当サイトの発音・アクセント全問題集で全部の問題を解き、発音講座をよく読んでください。

もちろん、後述する市販の問題集を利用するのもいいでしょう。

そして第2問ですが、いわゆる攻略法と呼べるのは1つだけです。

2択で迷ったら小さい番号を選ぶ

主に第2問A・Cに向けたアドバイスになります。

え?どっちも2択じゃないよ?と思った人もいるでしょう。

もちろんわかっています。

2択というのは、問題を解く際の「詰め」の部分のことです。

例えば第2問Aでは、「これは明らかに違うだろう」という選択肢がよくあります。

その結果、「これは②か③だな・・・」というように、最後の2つを絞り切れない経験は誰しもがしたことがあると思います。

ここで無駄に悩んでも、結局は運の勝負にしかならないことを覚えておいてください。

知識問題は悩んだ時点で負けです。

センター試験は時間との勝負です。無駄に悩む時間はありません。

というわけで、「悩んだらこっち」というふうに、予め決めておくと良いです。大きい方にするか小さい方にするかはお任せします。そんなところで悩まないでくださいね。

この話をすると、たまに面白い人がいて、僕は名前に「一」があるから、もし1と何かで迷ったら1を選びます。という人がいたりします。

まあ、とにかく無駄に時間を使わないのが目的ですから、好きな法則を決めてください。

もちろん、これを読解問題で使っても構いません。

繰り返しますが、センター試験は時間との勝負ですから、どうしても決められないなら、その場をいったん離れて他の問題に進むのが本当に重要です。

ただし、マークずれや塗り忘れが怖いですから、悩んだときにマークをせずに他に移るのだけはやってはいけません。

だからこそ、迷ったら小さいほう、というふうに決めておくのはとても大事なことなのです。

ちなみに、これは後述する第1問・第2問の罠を避けるためにも重要な対策です。今すぐにでも、迷ったらどうするかを決めておきましょう。

アドバイスは以上です。

160点を超える方法まとめ

  • 読解問題の解答速度をさらに一段階引き上げよう。音読が最も効果的。
  • 第1問は短期間の対策ですぐに点数が取れるようになる。そろそろ始めよう。
  • 第2問を存分に解こう。ただし、悩むのは禁止。迷ったら何番にするかを予め決めておこう。

おすすめ参考書

「140点」までに紹介したものを前提に、必要なものを追加します。

センター試験実戦問題集 英語(筆記) (2020) 駿台大学入試完全対策シリーズ

駿台だからと言って無駄に恐れる必要はありません。

駿台はその傾向として第1問・第2問についての難易度がやや高いですが、その分重要な知識を吸収できるのでこの段階の人におすすめしておきます。

とはいえ、最も大切なのは量をこなすことです。近年の形式に合わせた問題集であればそこまで差はありませんので、東進でもZ会でもかまいません。

140点・160点を超えるための勉強法総括

英単語力はいよいよ仕上げ段階

「100点を超えたい人へ」から始まった単語重視型センター攻略は、ここにきてピークを迎えます。

安定して140点以上を取れるようになった人は、単語が分からなくて困るといった状況にはもうあまり陥らないはずです。

これまでよりも少ない時間でたくさん読めるようになってきているはずですから、より一層読解量を増やし、単語力に磨きをかけつつ、読解速度も高めていきましょう。

もし市販の単語帳を使用していて、それをすでに何周もしているという人は、同じレベルの他の単語帳を入手するのも良いでしょう。

新しい単語帳の後ろに付いている索引を見て、絶対に大丈夫な単語をどんどん消していき、残った単語だけ集中的に覚えるようにすれば、より一層センター試験レベルの単語が盤石になります。

文法に加えて語法も大切

第2問は文法問題とよく言われますが、「語法」という分野も忘れてはいけません。

これは一部熟語と重複する分野でもありますが、例えば次のような知識のことです。

意味の似た単語の区別

例えば、「言う、話す」と訳す動詞にはsay, tell, speak, talkなどがありますが、これらは英文の中で異なる用法を持ちます。

特定の語を伴う用法

例えば、”keep A from B”のように、keepをfromとともに使うと「AがBするのを妨げる」の意味を持ちます。

自動詞か他動詞か

例えば、discussは「~について話し合う」の意味ですが、日本語につられてaboutを付けてはいけません。discussは他動詞です。

不定詞・動名詞との結びつき

例えば、forget to Vとforget Vingは意味が違います。前者は「これからVすることを忘れる」、後者は「以前にVしたことを忘れる」です。

まだまだありますがこの辺にしておきます。

こういった話は細かくてウンザリする人も多いかと思いますが、160点超えを目指す人は第2問で得点しなければなりませんから、避けて通るわけにはいかない分野です。

市販の参考書などでコツコツ積み上げていく以外ありません。

本番は練習の延長

勉強に限らず、よく言われることだと思います。

「本番は練習の延長、練習は本番の延長」

練習の中で力をつけ、本番直前の演習では自己最高点を記録したにもかかわらず、本番では練習を始める前の点数よりも下がってしまった・・・。

嘘のような本当の話です。

しかも恐ろしいことに、決して珍しい話ではありません。

なぜこのようなことになってしまうのでしょうか。

それは、「本番だから」という意識のせいです。

  • 本番だから失敗はできない
  • 本番だから1問でも多く正解したい
  • 本番だからこんなに簡単なはずがない

ほとんどの受験生が、こうした一種の強迫観念に駆られてしまいます。

できる限り、練習と同じように解いて本番でも実力をしっかりと出してもらえるといいのですが。

これは私の個人的な印象に過ぎませんが、特に140~160点超を目指して頑張って来た人たちほど、この意識に引きずられてしまいやすい気がします。

具体的に言えば、第1問・第2問が危険なのです。

本番だけに現れる第1問・第2問の罠

「本番だから失敗はできない」と考えると、普段より英文を読む時間が長くなります。

「本番だから1問でも多く正解したい」と考えると、普段より考える時間が長くなります。

「本番だからこんなに簡単なはずがない」と考えると、普段は気にならないことまで気になり、すべての選択肢が怪しく見えます。

第1問・第2問だけに限った話ではありませんが、なぜ第1問・第2問が危険なのかと言うと、ご存知、「配点」です。

最新2019年度の配点では、第1問・第2問あわせて61点です。ということは、残りは139点です。

61点に長く時間を取られてしまうと、139点を稼ぐための時間が減ってしまいます。

これが罠の正体です。

配点の低い部分で貴重な時間を浪費し、配点の高い部分で時間が足りず、当初の予想をはるかに下回る結果になってしまうのです。

これを回避する最も簡単な手段は何でしょうか。

そう、最初から、第1問・第2問は最後に解くと決めておくことです。

どんなに慎重になっても、読解問題で点数を稼いだ後であれば問題はありません。

読解問題でも、たいていの人は慎重になって普段より時間を多く使うことになるでしょうが、139点分の価値はあります。

とはいっても、さすがに残り10分を切ってしまったら第1問・第2問に移るべきではありますが。

本番は練習の延長!

大事なことなのでもう一度言いました。

とにかく、普段のやり方を本番だけ変えるのは極力避けるべきです。

ただでさえ、試験会場そのものが練習とは異なるわけで、それ以外のことはできるだけいつもと同じにしたいのです。

普段から第1問・第2問を最後に回す練習をしてきたのなら、本番もそうしないとダメです。その時間配分が身に付いているはずですから。

その他、例を挙げればたくさんあります。

練習で使っていた鉛筆ではなく、人からもらった新品の鉛筆を使おうとしたら、削るのを忘れてしまった。

練習ではその部屋に設置されている時計で時間配分をしていたが、本番では設置されていないため腕時計を見るが、ここで初めて忘れたことに気づく(もしくは、よく見ると時刻が合っていない、アラームが鳴り出してしまう、など)。

最悪なのは、普段は朝寝坊で夜寝るのが遅いのに、センター当日だけは早寝早起きをしようとして眠れず、少し勉強してから寝ようとして、明け方近くまで眠れなかったり、風邪をひいたり。

こういったことは毎年必ず起こっていることです。

点数とは何の関係もないところで勝手に脱落する人がいるのです。

周りからすれば何やってんだこいつ、というところですが、本人は絶望どころではないでしょう。

それまで一生懸命に勉強してきたならなおさらです。

普段学校や塾に行くのと同じようにして試験会場へ行き、普段の練習と同じように問題を解き、普段と同じように翌日の予習をして寝る人が勝ちます。

くれぐれも忘れないでください。

「180点を超えたい人へ」に続きます。

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