白人警官が黒人男性を死なせる・・・アメリカの根深い人種差別はコロナとともに根絶できるのか

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白人警官が黒人男性を死なせる

新型コロナウイルスの脅威は未だに世界を震撼させている。

アメリカも例外ではない。

しかし、そんな中で5月25日、ミネソタ州ミネアポリスの街中で黒人男性が白人警官に取り押さえられ、死亡するという事件が起きた。

白人警官は、手錠をかけられた黒人男性の首の上に膝を乗せ、地面に押さえつけた。その結果、黒人男性は窒息死したとみられる。

黒人男性は「息ができない」と何度も訴えていた。

この様子は通行人が動画で撮影しており、SNS上で多くの人々が閲覧している。

動画内では、多くの通行人が立ち止まり、黒人男性の訴えを聞き入れるよう白人警官に叫んでいるが、警官らはこれを無視している。

現場には他にも警官が数名いるが、通行人が黒人男性を助けようとするのを制止し、膝を乗せている警官をかばっているだけである。

この動画や通行人の証言などが証拠となり、現場にいた警官たちは翌26日に全員が解雇となった。

同月29日には、黒人男性を死なせた白人警官は地元検察当局により第3級殺人と故殺の容疑で訴追された。有罪となれば最長で25年の禁固刑となる。

この事件を巡り、ミネアポリスを中心として、各地でデモが行われている。一部ではデモ参加者が暴徒と化し、警察署への放火や、商品の略奪行為なども行われた。

追記(2020/6/5)

逮捕された白人警官の容疑が第3級殺人から第2級殺人に切り替えられるとともに、現場にいた他の3人の警官も訴追された。

第2級殺人の場合、最長で40年の禁固刑となる。

コロナ禍で蔓延する不満の声

mykindofamerica

出典:My Kind Of America / (c)2020 ROGERS─ANDREWS McMEEL SYNDICATION

アメリカは自由の国であり、個人の権利意識の強い国である。

だから、コロナによって日常生活に不自由が生じている今、人々は口々に不平をこぼすのだ。

What kind of America is it?
「それってどんなアメリカだよ?」

― when I’m afraid to leave the house
「家から出るのが怖いなんて」

― when a trip to the store could be fatal
「ちょっと買い物に行くだけで命に関わるなんて」

― when my basic freedoms are denied
「私の基本的な権利が認められないなんて」

だが、アメリカにおける黒人差別は根強い。肌が黒いというだけで日常的に迫害を受ける危険にさらされている。

そんな彼らにとって、「家から出るのが怖い」「ちょっと買い物に行くだけでも命に関わる」「基本的な自由が認められていない」と思うことは、アメリカでは日常なのである。

My America.
「ぼくのアメリカさ。」

関心の高い今だからこそ声を

新型コロナウイルスは人命を脅かす危険な病気であり、決して歓迎されるべきものではない。

だからこそ、世界各国の努力により、いずれは脅威も収まり、やがて日常を取り戻す時がやって来るだろう。

しかし、今回のパンデミックによって与えられた気付きのいくつかは非常に重要である。

アメリカはアメリカの、そして日本は日本の(ICT教育の著しい遅れ、満員電車での通勤、医療従事者のボーナスカットなどの)課題が明確に浮き彫りになっている今、こうした危機意識を一過性のものにしてしまわないようにしたいものだ。

世論の関心こそが、大きな変化の原動力なのだから。

コロナが去った未来が、今よりも良い世界でありますように。

現地在住の人の意見

アメリカの抗議デモに思うこと【#373】

上の動画は『Hapa英会話』というYoutubeチャンネルで英会話の学習動画を上げているJunさんです。

彼自身が撮影した抗議デモの様子や、彼が幼少期に黒人の友人から教えてもらったこと、そして今感じていることなど、非常に率直でリアルな意見を聞くことができます。

英語と日本語を混ぜつつ(英語の場合は字幕をつけてくれています)話しているので、リスニングの勉強にもなります。

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